「ホームセンターでリクガメって買えるの?」そう思ったことはありませんか?
実は、ロシアリクガメやヘルマンリクガメなど、初心者に人気の種類はホームセンターでも気軽に購入できる時代。
しかし、値段だけで決めると「思ったよりお金がかかった…」「健康状態が心配だった…」という声も。
この記事では、ホームセンターで買えるリクガメの価格相場や種類の特徴、購入時の注意点、実際の体験談まで徹底解説。
初めての方でも安心してリクガメを迎えられるよう、実践的な情報をお届けします!
ホームセンターで買えるリクガメの種類と値段相場
ロシアリクガメ(ホルスフィールド/ヨツユビ)…8,000〜15,000円
ロシアリクガメは「ホルスフィールドリクガメ」または「ヨツユビリクガメ」とも呼ばれ、日本のホームセンターで最も多く見かけるリクガメの一種です。
値段の相場は8,000円〜15,000円程度で、比較的リーズナブルに入手できるのが特徴。
成体でも20cm前後の大きさにしかならないため、飼育スペースが限られる家庭でも人気があります。
寒冷地にも強く、比較的丈夫な体質を持ち、初心者でも飼いやすいと評判。
ただし、乾燥を好む種類なので、湿度の高い日本の夏には注意が必要です。
ホームセンターでは、入荷状況により値段が上下することもあるため、数店比較するのがおすすめです。
ヘルマンリクガメ…10,000〜30,000円(入門種として人気)
ヘルマンリクガメは、その人懐っこい性格と扱いやすさから、飼育初心者に非常に人気があります。
価格帯は10,000円〜30,000円ほどで、サイズや年齢、模様の美しさによって変動します。
特にホームセンターでは、入門種として若齢個体(ベビー〜ヤング)がよく販売されており、飼い主との関係性を長期にわたって築きやすい点も魅力です。
環境に適応しやすく、温暖な日本の気候にも合うため、飼育のハードルが低いのも特徴の一つです。
ギリシャリクガメ/ヒョウモンリクガメ…20,000〜150,000円
ギリシャリクガメは「シンプルで飽きがこない甲羅模様」と「温厚な性格」が魅力で、20,000〜35,000円が相場。
ホームセンターではやや見かけにくいものの、取り扱いがある大型店もあります。
一方、ヒョウモンリクガメはさらに価格が高く、30,000円〜150,000円と高額。
特に大型個体や希少な模様の個体になると10万円を超えることもあります。
成長すると50cm以上に達するため、購入前には十分な飼育スペースの確保が必要です。
ホームセンターでの流通は少ないため、取り寄せや提携ブリーダー経由の販売となることも。
人気3種(ロシア・ヘルマン・ギリシャ)の特徴と価格徹底比較
ロシアリクガメ:初期費用・飼育難易度・メリット
ロシアリクガメは、比較的リーズナブルな価格と丈夫さから「最初の1匹」として選ばれることが多い種類です。
初期価格は8,000〜15,000円と控えめで、加えて飼育設備もシンプルなもので済む点が魅力。
紫外線ライト、保温球、シェルター、床材など基本的な用品を揃えてもトータルで3万円台に収まることが多く、コストパフォーマンスに優れています。
また、体が小さく成長しても20cm程度までにしかならないため、省スペースでも飼いやすいのが特徴です。
乾燥を好む種類なので、湿度管理が重要ではありますが、極端に神経質な性格ではないため、初心者でも比較的安心して飼育できます。
ヘルマンリクガメ:初心者向け&価格動向
ヘルマンリクガメは、ロシアリクガメと並んで非常に人気の高い入門種です。
価格帯は10,000〜30,000円ほどで、特に若齢個体は価格も低めに設定されています。
特徴はとにかく「人慣れしやすい」点。
名前を呼ぶと寄ってくる、手からエサを食べるなど、飼い主との距離が近く感じられる性格の子が多く、ペットとしての満足度が高いです。
飼育環境に対しても適応力があり、比較的湿度が高い地域でも問題なく生活できます。
ホームセンターでも見かけることが多く、在庫の動きも早いため、出会いはタイミングが重要です。
ギリシャリクガメ:見た目の魅力と価格レンジの幅
ギリシャリクガメは、模様の美しさと安定した性格が特徴で、観賞用としての価値も高いリクガメです。
価格帯は20,000〜35,000円が一般的で、模様が特に美しい個体や血統付きの個体ではさらに高額になります。
性格はおっとりしており、他のリクガメに比べてマイペース。
初心者にも扱いやすい反面、食が細めだったり環境変化に敏感な傾向があるため、ある程度の飼育知識は必要です。
ホームセンターでの取り扱いは限られており、販売している場合も入荷数が少ないため、見つけたときがチャンスです。
ホームセンター購入のメリット&注意すべきチェックポイント
実際に目で選べる「健康・元気な個体」の見抜き方
ホームセンターでリクガメを購入する最大のメリットは、実際に目で見て選べる点です。
リクガメは個体差が大きく、見た目や動き、健康状態をその場で確認できるのは大きな安心材料です。
チェックすべきポイントとしては、まず目がクリアで輝いていること、鼻水や口の泡が出ていないことが基本。
加えて、甲羅の形が歪んでいないか、歩き方がしっかりしているかも要チェックです。
特に初心者は「かわいい」だけで選んでしまいがちですが、活発に動く個体やエサに反応する子の方が健康な場合が多いです。
購入時には店員さんにエサの食いつき具合や前回の給餌日などを確認するのもおすすめです。
入荷からの経過日数・購入タイミングの見極め
ホームセンターでは、リクガメがペットとして扱われる流通の関係で、入荷時期により健康状態や価格に差が出ることがあります。
入荷したばかりの個体は、まだ環境に慣れておらずストレスを感じやすい一方、長く店頭にいる個体は環境に慣れて元気な場合が多いです。
ただし、あまりに長く売れ残っている個体は、体調を崩している可能性もあるため要注意です。
購入タイミングは「入荷から1〜2週間経過し、エサもよく食べている」状態が理想とされています。
店頭のポップや店員の説明から入荷時期を確認するようにしましょう。
ホームセンターでのサポート・アフターケアの確認
ホームセンターでは、生体販売に慣れたスタッフが常駐している店舗と、そうでない店舗の差が大きいのが実情です。
リクガメを購入する前には、飼育相談ができるか、保証期間の有無、万が一の病気や死亡に対する対応などを確認しておくと安心です。
また、リクガメは長寿の生き物であり、飼育には継続的なケアが必要になります。
購入後も必要な器具やフードを揃えやすい店舗かどうかもチェックしておくと、長期的に安心です。
特にライトやカルシウム剤などの消耗品が充実している店舗はおすすめです。
購入前に揃えておきたい飼育セットと追加コスト
ホームセンターで買える床材・ケージ・ライト用品
リクガメを健康的に飼育するためには、専用の飼育環境を整えることが不可欠です。
ホームセンターでは、初心者向けの飼育用品が比較的リーズナブルな価格で手に入ります。
まず基本となるのが「ケージ(飼育ケース)」。プラスチック製やガラス製のものが一般的で、最低でも横幅60cm以上の広さが推奨されます。
次に必要なのが床材。
リクガメに適したものとして、ヤシガラ、ウッドチップ、紙製ペレットなどがあり、湿度管理に応じて選ぶ必要があります。
ライト関連では、紫外線(UVB)ライトと保温用のバスキングライトが必須です。
これらはホームセンターでもセット販売されていることが多く、初心者でも揃えやすくなっています。
紫外線ライトや保温球など必要アイテム一覧
リクガメは日光浴ができない室内飼育では、人工的に紫外線を与える必要があります。
そのため、UVBライトは必須で、カルシウムの吸収に不可欠です。
また、変温動物であるため、バスキングライトで体温を上げられる環境も重要です。
これらライト類は約2,000円〜4,000円が相場で、消耗品として半年〜1年ごとの交換が推奨されます。
そのほか、温湿度計、飲み水用の浅い容器、隠れ家となるシェルターなども必要。
ホームセンターで市販されている「爬虫類スターターキット」などを活用することで、必要な用品が一度に揃う場合もあります。
ただし、それぞれのパーツの性能には差があるため、レビューなどを参考に選びましょう。
初期導入費用の総合シミュレーション
リクガメの本体価格が1〜3万円程度だったとしても、飼育に必要な初期セットを含めると、最低でも総額3〜5万円は必要になります。
たとえば、ケージ(5,000〜10,000円)、UVBライト(3,000円)、保温球(2,000円)、床材(1,000〜2,000円)、餌やカルシウム剤(1,000円前後)など。
さらに、冬場は保温マットやサーモスタットも必要になるため、季節によってはプラスαの費用がかかります。
初期費用を抑えたい場合でも、命に関わる部分(ライト・温度管理)だけはケチらないことが重要です。
実際に買った人の声&ホームセンター利用のリアル体験談
「今日ホームセンターでリクガメ買いました」投稿まとめ
SNSやペット系掲示板では、「今日ホームセンターでリクガメ買いました!」という投稿が多数見受けられます。
多くはロシアリクガメやヘルマンリクガメといった比較的飼いやすい種類で、価格も1万円前後だったという報告が多い傾向です。
中には「思わず一目惚れで買ってしまった」「家族で決めて今日連れて帰ってきた」という感想もあり、ホームセンターならではの“その場で出会って購入”というケースが目立ちます。
一方で、「購入前にもっと情報を集めればよかった」「後から飼育用品を追加購入して予算オーバーした」といった反省の声も少なくありません。
こうした生の声は、事前準備の重要性を改めて感じさせてくれます。
飼育セットをホームセンターで揃えた成功例
ホームセンターは、生体だけでなく飼育に必要な用品も一通り揃うのが大きな魅力です。
ある購入者は、「爬虫類スターターキットが売られていて、ケージからライト、床材まで全て揃えられたので楽だった」と評価。
また別の人は、「スタッフさんが詳しくて、必要なアイテムを丁寧に説明してくれたので安心できた」とホームセンターの対応力を評価しています。
とくに、ペットに力を入れている大手ホームセンター(例:カインズ、コーナン、コメリなど)では、展示も丁寧で、店頭POPで温度管理や餌の与え方も記載されていることがあり、初心者にとって大きな助けになります。
「買って後悔したこと」「購入時注意した体験談」
一方で、「実はリクガメが思ったより成長して大きくなり、後から広いケージを買い直す羽目になった」という声や、「初めは元気そうだったのに数日で食欲が落ちて、動物病院に行くことになった」といった体験談もあります。
特に、健康チェックが不十分なまま勢いで購入してしまうと、後々後悔する可能性があるため注意が必要です。
また、店舗によっては爬虫類に詳しいスタッフが常駐しておらず、「質問に対する回答があいまいだった」というケースも報告されています。
事前にペット取り扱いのレベルを調べたり、信頼できる店舗を見極めることも大切です。
ホームセンター vs 専門店/ブリーダーでの購入比較
価格/個体質/アフターサポートの比較ポイント
リクガメを購入する場所として、ホームセンターのほかに爬虫類専門店やブリーダー直販も選択肢に入ります。
まず価格面で見ると、ホームセンターは比較的リーズナブルに設定されていることが多く、ロシアリクガメやヘルマンリクガメなら1万円前後から購入可能です。
一方、専門店やブリーダーでは、血統や健康状態に自信のある個体が揃っており、その分やや高額になることが一般的です。
個体の質という点では、専門店やブリーダーは「脱皮不全の有無」や「甲羅の育成状態」、「便の状態」なども細かくチェックされており、選び抜かれた個体が揃います。
また、飼育に関するアドバイスもプロフェッショナル。
ホームセンターでも詳しいスタッフがいる場合は安心ですが、店舗やスタッフによって知識にばらつきがあるため注意が必要です。
性格や健康状態の見極め方の違い
ホームセンターでは、展示スペースの広さや飼育環境が限定的であるため、リクガメの本来の性格を見極めにくいことがあります。
また、個体ごとの体調管理が難しく、複数の爬虫類と同じ水槽に入れられている場合もあり、ストレスや感染症リスクが上がる可能性も。
一方、ブリーダーや専門店では、1匹ずつに合った環境で育てられているケースが多く、性格や好み、食欲の傾向まで詳しく聞けるのが強みです。
また、国内ブリード個体であれば、輸送によるダメージも少なく、初期トラブルが起きにくいとされています。
専門店やブリーダーから買うメリット・デメリット
専門店・ブリーダーから購入する最大のメリットは、質の高い個体と専門的なアドバイスを得られることです。
例えば、餌の選び方や冬場の保温管理、病気予防のポイントなど、書籍には載っていない実践的な情報を教えてもらえる機会もあります。
さらに、リクガメの成長後のサイズや繁殖のことまで相談できることもあり、長期的な飼育には大きな安心感があります。
ただし、価格はやや高めに設定されていること、近隣に信頼できる専門店やブリーダーがない場合にはアクセスが難しいという点がデメリット。
また、実際に個体を見るには予約制の場合も多く、気軽に立ち寄れるホームセンターとは一線を画します。
どこで購入するかは、価格・信頼性・サポート体制のバランスをよく見極めることが大切です。
記事全体のまとめ
ホームセンターでリクガメを購入する場合、種類によって価格は8,000円~35,000円前後と幅があります。
ロシアリクガメ、ヘルマンリクガメ、ギリシャリクガメが特に人気で、それぞれに性格や飼いやすさの特徴があります。
実際に目で見て選べるという点はホームセンターの大きなメリットですが、個体の健康チェックや飼育セットの準備には注意が必要です。
また、飼育にかかる初期費用は本体価格だけでなく、ライトやケージなどで+2~3万円以上かかることを見込んでおくべきです。
さらに、専門店やブリーダーとの違いも理解した上で、自分に合った購入先を選ぶのが成功のポイント。
初めてリクガメを迎える方は、価格だけに惑わされず、飼育環境・サポート体制・長期的な安心感も含めて総合的に判断しましょう。