「靴を洗いたいのに靴用洗剤がない…！」そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか？
スニーカーや上履き、通学靴など、日常的に使う靴はこまめな洗浄が大切。
しかし専用洗剤が手元にないと、どうすればいいか迷いますよね。
そこで本記事では、靴洗剤がないときに使える“代用品”を徹底紹介。
身近な家庭用品でしっかり汚れを落とすコツや、素材別の選び方、逆効果になるNGアイテムまで、失敗しない靴洗い術をわかりやすく解説します。
節約＆時短にもつながる内容なので、ぜひチェックしてみてください。
靴洗剤がないときに代用できるおすすめアイテム7選
靴用洗剤が切れてしまったときでも、家にあるものでしっかり代用できます。
特にスニーカーや布製の上履きなどは、素材を選べば専用洗剤を使わなくても十分にキレイに仕上がります。
ここでは、口コミや実体験でも評価の高い代用品を7つ紹介します。
重曹｜消臭・汚れ落としに強い万能アイテム
重曹は、靴のニオイ対策や皮脂汚れ、軽い泥汚れに非常に効果的です。
スニーカーの布地やソール部分に重曹を振りかけて、ブラシやスポンジでこするだけで、汚れを浮かせて落とすことができます。
また、水に溶かしてペースト状にすることで、より密着度の高い洗浄が可能になります。
自然派のアイテムなので、子どもの靴にも安心して使えるのがメリットです。
中性洗剤（食器用洗剤）｜皮脂汚れ・油汚れに強くスニーカー洗いに最適
台所で使う食器用の中性洗剤は、靴洗いにも活躍する優秀な代用品です。
主に皮脂汚れや汗、油による黒ずみに効果があり、スニーカーや上履きなど布製の靴に適しています。
使い方は、水を張ったバケツに数滴たらし、よく泡立てた状態で靴を浸し、ブラシでこすり洗いするだけ。
軽い汚れであればスポンジに泡をつけて拭き取る方法もOKです。
ただし泡立ちがよいため、すすぎ残しには注意が必要です。
洗剤が靴の中に残ると、ぬめりや臭いの原因になります。
すすぎは流水でしっかり行いましょう。
また、色物やデリケートな素材の場合は、目立たない部分でパッチテストをしてから使うと安心です。
固形石けん｜軽い汚れや布製スニーカーに最適
一般的な洗濯石けんや浴用石けんも、靴の洗浄に使えます。
特に学校の上履きなど軽い汚れには十分対応可能。
靴の表面を水で濡らし、石けんを直接こすりつけてからブラッシングすれば、泡立ちもよくしっかり洗えます。
固形石けんはコストパフォーマンスにも優れており、節約重視の方にもぴったりの代用品です。
酸素系漂白剤（色柄OKタイプ）｜黄ばみ除去におすすめ
白い靴の黄ばみが気になる場合は、酸素系漂白剤が効果を発揮します。
塩素系と違い色柄にも使えるタイプを選べば、色落ちのリスクも少なく安心。
ぬるま湯に溶かしてつけ置きすれば、頑固な汚れやニオイもスッキリ。
特に通学用の白スニーカーや運動靴におすすめです。
ウタマロ石けん｜部分洗いに強い定番の洗濯石けん
緑色のパッケージでおなじみの「ウタマロ石けん」は、靴の部分洗いに抜群の効果を発揮します。
泥汚れや黒ずみ、靴のつま先やかかとなどピンポイントでの洗浄に最適。
固形なので無駄なく使え、学校用の上履きを定期的に洗う家庭にも人気です。
ベビー用ボディソープ｜低刺激で子ども靴やデリケート素材に最適
赤ちゃん用のボディソープは、肌に優しく作られているため、子どもの上履きやデリケートな素材の靴を洗う際の代用品としておすすめです。
特に布製スニーカーやメッシュ素材の靴に対して、やさしく泡立ち、しっかりと汗や皮脂を落としてくれます。
使用方法は、ぬるま湯にボディソープを1プッシュほど入れて泡立て、靴を軽く浸したあとにスポンジや柔らかいブラシで洗うだけ。
泡切れも良いため、すすぎも楽で、乾燥後のゴワつきや残留成分の心配も少ないです。
市販の中性洗剤に比べて成分が穏やかな分、洗浄力はやや控えめですが、「素材を傷めたくない」「ニオイや軽い汚れを落としたい」といったケースにぴったりです。
特に子どもの靴を頻繁に洗う家庭では、1本あると安心です。
お湯＋タオル拭き｜応急処置として手軽に使える方法
外出前に急いで汚れを落としたいときは、お湯に浸したタオルで靴を拭くだけでもOK。
特にホコリや軽い泥汚れは、熱で柔らかくなった汚れが浮きやすくなるため、しっかり拭き取れます。
洗剤が手元にないときの応急処置として覚えておくと便利です。
失敗しない靴洗剤の代用品の選び方
靴洗剤の代用品を選ぶ際には、単に「汚れが落ちれば良い」という視点だけで選ぶのはNGです。
靴の種類や素材によっては、間違った洗剤が変色・劣化・型崩れの原因になることもあります。
ここでは、代用洗剤を安全かつ効果的に選ぶためのポイントを解説します。
汚れの種類に合わせて選ぶ（泥・皮脂・ニオイ）
靴の汚れには、大きく分けて「泥汚れ」「皮脂・汗汚れ」「ニオイ」の3種類があります。
泥汚れには固形石けんやウタマロ石けんのような洗浄力の高いアイテムが効果的。
皮脂や汗の汚れには、中性洗剤や食器用洗剤が皮脂分解に優れています。
ニオイが気になる場合は、重曹や酸素系漂白剤などの消臭効果のあるアイテムを使うと良いでしょう。
このように「何の汚れを落としたいか」を意識することで、代用品でもしっかり目的に合った洗浄ができます。
靴の素材を傷めない洗剤とは？
靴にはキャンバス・ナイロン・合皮・天然皮革など、さまざまな素材が使われています。
素材によって洗剤との相性が異なるため、注意が必要です。
布製のスニーカーや上履き：中性洗剤・重曹・固形石けんが安全で効果的。
合皮素材のスニーカーやパンプス：刺激の少ない中性洗剤を薄めて使用。アルカリ性が強すぎると表面の劣化につながります。
天然皮革（革靴）：水洗いは基本NG。クリーナーや専用の革用ケア用品を使うのが基本で、一般的な代用品では素材を傷めるリスクが高いです。
特に注意したいのが「素材に合わない成分」を使うことで、変色やひび割れ、型崩れが起きるケースです。
洗浄力ばかりに注目せず、素材の耐久性も確認しましょう。
色落ち・型崩れを防ぐポイント
代用品を使う際に最も注意したいのが「色落ち」と「型崩れ」。
特にカラースニーカーや、装飾が多い靴は要注意です。
色落ちを防ぐには、使用前に「目立たない部分でテスト」を行うこと。中性洗剤や漂白剤を使う場合、濃度にも気をつけてください。
型崩れを防ぐには、洗浄後の乾燥方法が鍵です。新聞紙やシューキーパーを使って形を保ちつつ、陰干しで乾かすと安心です。直射日光やドライヤーの熱風は、素材の劣化や縮みの原因になるため避けましょう。
このように、洗剤の選定から乾かし方まで、靴を傷めない工夫をすることが、長持ちさせるためのポイントになります。
靴洗剤の代用品を使った洗い方の手順ガイド
靴洗剤がない場合でも、代用品を使えば問題なく靴をきれいに洗うことができます。
ただし、適切な手順を踏まないと、汚れが落ちにくかったり、逆に靴を傷めてしまう原因になります。
ここでは、靴洗剤の代用品を使った正しい洗い方をステップごとに詳しく解説します。
下準備（汚れ落とし・靴ひも取り外し）
まず最初に行うべきは、洗う前の下準備です。
靴ひもやインソールを取り外す：これにより、隠れた部分の汚れまでしっかり洗えるようになります。
乾いた泥や砂を落とす：靴の底や側面についた泥汚れは、乾いた状態でブラシやヘラを使ってざっと落としておきましょう。これを怠ると、水で洗ったときにドロドロになり、逆に汚れが広がる原因になります。
この下準備を丁寧に行うことで、洗剤の効果をより高めることができます。
代用洗剤を使った洗浄のやり方
準備が整ったら、いよいよ代用品を使って洗っていきます。
ここでは、中性洗剤や重曹などの使い方を例に紹介します。
中性洗剤を使う場合：バケツにぬるま湯を入れ、洗剤を数滴たらしてよく泡立てます。靴を浸してからブラシでこすり洗いをします。
重曹を使う場合：汚れの気になる箇所に直接ふりかけ、水を少し加えてペースト状にし、ブラシでこすります。
石けんを使う場合：靴に水を含ませてから石けんをこすりつけ、ブラシで丁寧に泡立てながらこすり洗いします。
ポイントは「ゴシゴシ力を入れすぎないこと」。
力を入れすぎると、布地が傷んだり、靴の形が崩れることがあります。
すすぎと乾燥のコツと注意点
洗い終わったら、しっかりとすすぎを行います。
特に中性洗剤や食器用洗剤は泡が残りやすく、すすぎが不十分だとベタつきや臭いの原因になります。
すすぎは流水で2～3回以上を目安に行いましょう。泡や洗剤が一切残っていないかを目で見て確認することが大切です。
脱水後は乾いたタオルで水気を吸い取り、靴の中に新聞紙やタオルを詰めて形を保ちながら、直射日光を避けて陰干しします。
乾燥は風通しのよい日陰で、1～2日かけてしっかり行うのが理想です。
ドライヤーやヒーターなどの熱風乾燥は素材を傷める原因になるのでNGです。
NGな代用アイテムとは？靴を傷める危険な洗剤
靴洗剤の代用品は便利ですが、中には“使ってはいけない”アイテムも存在します。
間違った洗剤を使ってしまうと、靴が変色したり、素材がボロボロになったり、取り返しのつかないダメージにつながることもあります。
ここでは、実際にトラブルが起きやすいNG洗剤や失敗例について解説します。
漂白剤やアルカリ性洗剤がNGな理由
まず注意したいのが塩素系漂白剤や強いアルカリ性洗剤（キッチン用の油汚れ専用洗剤など）です。
塩素系漂白剤は、白スニーカーなどには効果がありそうに見えますが、布地やゴム素材に使用すると黄ばみの原因になったり、繊維を脆くするリスクがあります。
アルカリ性の強い洗剤は、洗浄力はあるものの、皮膚にも刺激が強く、靴の色落ちや素材劣化を引き起こす可能性があります。
とくに「除菌効果があるから」といって浴室用・トイレ用洗剤などを靴に使うのは厳禁。
成分やpHが靴に適していないため、見た目ではわからないほど深刻なダメージを与える恐れがあります。
素材を変色・劣化させる成分とは
靴の素材には、布地・ナイロン・合皮・天然革・ゴムなどがありますが、それぞれに注意すべき成分があります。
アルコール・溶剤系成分：合皮やプリント素材が溶ける可能性あり
界面活性剤が強すぎる洗剤：色柄布地に使用すると、染料が落ちてまだらになることも
クレンザーなどの研磨剤入り洗剤：靴表面を傷つけるリスクが高い
見落としがちなのが「香り付きの強い洗剤」。
靴に染み込むことで、不快なニオイとして残ってしまうこともあり、特に子どもの上履きなどには不向きです。
失敗談から学ぶ！やってはいけない代用法
ネット上でもよく見かける「やってはいけない代用法」の失敗談には、以下のような例があります。
漂白剤で真っ白にしようとしたら、生地が破れた
洗剤が強すぎて靴底の接着剤が溶けて剥がれた
ドライヤーで急速乾燥させようとして、靴が縮んだ
カビ対策にアルコールを使って、表面が割れた
これらの失敗はすべて、靴の素材や成分との相性を無視したことによるものです。
代用品を使うときは、「洗浄力の強さ＝安全性」ではないことをしっかり理解しておきましょう。
靴洗剤がない時に便利な100均＆市販アイテムも紹介
靴用洗剤を切らしてしまったとき、代用品として家にあるアイテムを使うのも有効ですが、100均やドラッグストアで買える「準・専用アイテム」を上手に活用するのもおすすめです。
コスパが良く、専用洗剤ほどではないにせよ、それに近い効果を発揮する便利グッズも増えています。
ここでは、「靴洗剤の代わりに今すぐ使える市販品・100均アイテム」を紹介します。
100均で買える代用グッズおすすめ3選
100円ショップには、靴洗いに活用できるグッズが豊富にあります。
「洗濯石けん」や「ウタマロ系洗剤（類似品）」
ダイソー・セリアなどでは、固形の洗濯石けんや靴専用の石けんも取り扱いがあります。ウタマロ石けんのように部分汚れに特化したタイプは、泥汚れやゴムの黒ずみに有効です。「シューズ用ブラシ」や「たわし系ブラシ」
靴底や側面の溝までしっかり洗える硬さのブラシも100円で手に入ります。柄付きで力が入れやすい形状のものが便利です。「消臭スプレー」「除菌スプレー」
洗えない靴や応急処置として、除菌・消臭スプレーを使うのも手。靴の中に吹きかけるだけでニオイ対策ができるので、梅雨時期などにも重宝します。
ドラッグストアで手に入る簡易靴用洗剤
靴専用ではないものの、ドラッグストアで簡単に手に入るアイテムも代用にぴったりです。
液体中性洗剤（アタックZEROなど）：皮脂や汗汚れに強く、布製の靴なら問題なく使えます。
酸素系漂白剤（ワイドハイターEXなど）：白スニーカーの黄ばみに強く、色柄にも安心して使えるタイプを選べば素材を傷めません。
おしゃれ着洗剤（エマールなど）：型崩れしやすい靴やデリケート素材の靴に向いており、優しく汚れを落とせます。
「靴専用じゃないから」と敬遠せず、成分やpHを確認すれば、十分に代用可能な洗剤は多くあります。
応急処置に便利なウェットシートやスプレー
外出先で汚れが気になったとき、洗剤を使う時間も場所もないこともありますよね。
そんなときには、以下のようなグッズが役立ちます。
おしりふきやアルコールフリーのウェットティッシュ：布地や合皮の汚れを拭き取るのに使えます。
靴専用クリーナーシート（100均・無印など）：水を使わずにサッと拭けるので、雨上がりの泥はねや外出先での汚れに便利。
ミストタイプの除菌・消臭スプレー：脱いだ後の靴の中にシュッと吹きかけるだけで、ニオイの元を抑える効果があります。
このような“手間をかけずに清潔を保てるアイテム”を上手に組み合わせると、毎回ゴシゴシ洗わなくても清潔感を保てます。
代用洗剤で靴を清潔に保つコツと日常メンテナンス術
靴洗剤がなくても、代用品をうまく活用することで靴は十分きれいに保てます。
さらに「日常的なメンテナンス」を取り入れることで、洗う頻度を減らし、靴を長持ちさせることも可能です。
ここでは、代用洗剤を使った後に実践できる、靴を清潔に保つためのコツやメンテナンス方法を紹介します。
定期的なケアで汚れを防ぐ方法
靴が汚れてから慌てて洗うよりも、日頃から軽いケアを習慣化することが、清潔を保つ一番の近道です。
帰宅後にブラッシング：乾いた泥やホコリは、やわらかめのブラシで軽くこすればすぐに落ちます。
雨に濡れたときはすぐに水気を拭き取る：放置するとカビやニオイの原因になります。
汚れが付いたら早めに処理：代用品（中性洗剤やウェットティッシュなど）で軽く拭き取るだけでも、後々の洗浄が楽になります。
これだけでも、靴を頻繁に洗う必要が減り、素材の劣化も防げます。
除菌・消臭にも使えるアイテム紹介
清潔感を保つには、見た目だけでなくニオイや雑菌のケアも大切です。
以下のようなアイテムを活用しましょう。
重曹（靴の中にふりかけて一晩）：消臭・除湿に効果的で、翌朝サラッとした履き心地に。
除菌スプレーや靴用消臭剤：市販品でも100均でも手に入ります。靴を脱いだあとに使えば、雑菌の繁殖を抑えられます。
新聞紙を詰める：湿気取り＆ニオイ吸収に役立ちます。特に梅雨時や運動後の靴にはおすすめ。
これらの簡易アイテムを日々活用するだけで、靴の衛生環境は格段に改善されます。
代用品でも長くキレイを保つテクニック
代用品はコスパがよく、手軽な反面、使い方を間違えると逆効果にもなり得ます。
以下のテクニックを守ることで、より安心して使用できます。
希釈の比率に注意：食器用洗剤や中性洗剤は、原液ではなく水で薄めて使用。目安は1Lの水に対して数滴程度。
洗いすぎない・乾かしすぎない：洗う頻度が多すぎたり、ドライヤーでの乾燥を繰り返すと素材が早く傷みます。
靴のローテーションを意識：毎日同じ靴を履くのではなく、2～3足で使いまわすことで乾燥・衛生を保ちやすくなります。
たとえ専用洗剤がなくても、こうした工夫次第で靴は清潔・快適に保つことができるのです。
記事全体のまとめ
靴洗剤がなくても、重曹・中性洗剤・石けんなど身近な代用品で十分に対応できます。
大切なのは「汚れの種類」や「靴の素材」に合わせて適切な洗剤を選ぶこと。
そして、正しい手順で洗い、乾燥・メンテナンスまで含めて丁寧に扱えば、靴を長持ちさせることができます。
100均アイテムやドラッグストア品もうまく使えば、コスパよく衛生的な靴生活が実現可能です。
洗剤が切れて困ったときは、この記事を参考に、賢く代用してみてくださいね。
